胸部X線写真で見ることリスト
書いたことの大半を理解してないが。
定義
- 上/中/下肺野
- 鎖骨と第2肋骨前方(S1~3)
- 第2肋骨前方から第4肋骨前方(S3,6)
- 第4肋骨より下(中葉、舌区、下葉(S6以外))
読み方
画像チェック→胸郭・横隔膜→中央陰影→気管・気管支→肺門→大動脈→胸椎→肺野
画像チェック
立位かどうかのチェック
- 撮影の際の体位: 立位>座位>仰臥位
- 立位以外だと: 横隔膜が上昇する、縦隔陰影が拡大する、胸水、空気が移動する
- X線源が点源なので肺野を見るためにPA(後ろから前に照射)で撮影する
- 胃泡: ニボー(水面)が見える
- 肩甲骨: 上外方に挙上
正中位かどうか
- 棘突起が気管の正中にある
深呼吸かどうか
- 横隔膜の高さ(右: 前肋骨第6肋間、後肋骨第10肋間)
- 高い場合は無気肺、横隔神経麻痺、線維化、腹部膨満、胸水もあり得る
胸郭・横隔膜
中央陰影
右第1弓: 上大静脈 右第2弓: 右心房 左第1弓: 大動脈弓 左第2弓: 肺動脈幹、左肺動脈 左第3弓: 左心耳 左第4弓: 左心室
縦隔
- シルエットサイン: 水濃度の領域が隣接しているために境界が不鮮明になること
- 第n弓
- 横隔膜
- 下行大動脈
- 気管
- CPA
- A-P window
- リンパ節
- 傍気管線: 消失していればその部分に病変あり
- A-P window: 大動脈と肺動脈の間の軟部組織(凹んで見えるはず)
- 気管分岐部: 転移があると気管支の曲がり方が異常になる
気管・気管支
- 偏位がない
- 偏位があるとき: 正中位でない、圧排、無気肺
肺門
- 高さ
- 陰影の拡大がない
- 陰影の濃度に左右差がない
大動脈
胸椎
肺野
鎖骨と肋骨が重なる上肺野に見落としが多いので注意。血管影を見ると横隔膜下に2,3本走行するはずで、なければ撮影条件が悪いか異常影がある。