2017年11月 第4週〜12月 第1週
病理もメモすることとする。(怠惰により毎日の記載を怠っているため間違い、抜けが多数ありそう)
病理
口述エビデンスの蓄積(教科書のまとめは面倒なので一旦保留)
- 乳癌は過形成と高分化腺癌の区別が難しい
- 授乳期の腺細胞は丈が高い
- 乳腺組織で印環細胞が見られれば小葉癌の可能性あり
- 子宮頚癌は腺上皮、扁平上皮どちらにもなれる細胞から出てくることあり、基底層側が扁平上皮、表層側が腺上皮の形態を示すことあり
- 未熟な上皮とCINの鑑別が問題になることあり
- 閉経期の上皮の萎縮では核密度は上昇するが、核の異型は見られない
- 核分裂像が表層側で見られればCIN
- 前立腺生検で見られる前立腺は基本的に単層の腺上皮で鋸歯状あるいは一列に並んでいる。移行上皮は尿管の部分だけ
- 前立腺癌は管腔構造が小さく、間質が少ない。Gleasonスコアが大きい(悪い)ものは管腔の癒合が見られる
- Gleasonスコアは腫瘍の部分内の割合で記載
- 肺のCTガイド下生検は組織が少ないため、免疫染色も利用
- 骨髄の標本は3系統あり、赤芽球、巨赤芽球、顆粒球の順に探す、赤芽球と顆粒球との比は1:3くらい
- 術中迅速のリンパ節は色が薄い部分は腫瘍の転移の可能性あり
- 髄膜腫はシート状、渦巻き型の細胞増殖が見られる。脊髄の標本の場合は神経鞘腫が鑑別にあがる。EMA陽性、S100陰性(神経鞘腫では陽性)
- 中皮腫はcalretinin、WT-1が核に染まる。腺癌との鑑別はCEA、TTF-1、扁平上皮癌との鑑別はp40、p63、反応性中皮との鑑別はEMA(desminは微妙かもとのこと)、CK5/6は中皮腫でも扁平上皮癌でも染まる
- 免疫染色は染まったり染まらなかったりするので適当に使うと誤診を誘発するので注意
- 形質細胞は小豆色の細胞質、核周囲明庭、車輪核で判断
- 結腸の慢性炎症では陰窩底と基底膜の間が炎症細胞浸潤で離れているのが特徴、杯細胞の消失は急性の炎症でも見られる
- 陰窩膿瘍は潰瘍性大腸炎で特徴的だが、細菌の非特異的な感染でも見られるので上の慢性炎症所見と合わせて判断
- 腺構造について: 胃では分岐あり、結腸では分岐なし